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株式投資振り返り 3810:サイバーステップ

私は2019年10月から半年ほど、3810:サイバーステップの株に結構な額を投資していました。一時は200万円程度の利益がありましたが、最終的には損益0ですべて売却しました。。。

 

今回はその売買の過程、収益、反省等を記事にしました。投資を始めたばかりのド素人の時の取引なので反面教師にしてください。

 

以下が株価チャートです。

数字がついているところを振り返っていきます。

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サイバーステップの株価チャート 2019年10月~2020年2月

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サイバーステップの株価チャート 2020年1月~2020年5月

 

 

トレード履歴

それでは時系列順にトレードを振り返っていきます。

①投資先を決めて購入。

投資を始めた私は、日本の個別株から投資先を探しました。ゲーム業界に着目し、その中でも目を引いたのがサイバーステップでした。サイバーステップの売上は主にオンラインクレーンゲームアプリ・トレバが占めています。オンラインクレーンゲーム事業は成長しており、今後も成長すると予想されていました。

 

そして2019年10月中旬、株価約1000円で900株を購入しました。

 

②好決算で順調に株価が推移。含み益:45万円↗

上場企業は四半期(3か月)おきに決算があり、売上や利益等を公開することが義務付けられています。基本的に決算が市場の予測よりも良ければ株価は上がり・悪ければ下がります。

 

運よく好決算で株価が順調に推移し、2019年11月末には約1500円になりました。

 

③ボーナスが入り、追加投資。含み益:80万円↗

12月上旬に会社からボーナスが支給されたのを機に追加投資を決めて、500株を購入しました。株価は1900円まで上がっていました。

 

④謎の株価下落に動じず追加投資。含み益:25万円↘

なぜか株価が下落し、2019年12月末に1500円ほどになっていました。しかし下落の原因となるニュースは特になく、業績は良かったので逆にチャンスと思い、300株を追加で購入しました。

 

⑤想定以上の超好決算・追加投資。含み益:200万円↗↗

2020年1月14日、超好決算が発表され、株価が一気に40%以上上昇しました。

 

今後の業績にさらに期待を膨らませ、株価1900円の時に200株さらに追加購入し、その後株価2500円程度になった時には約200万円の含み益となっていました。

 

結果的にはこの時が株価の天井だったのですが、まだまだ上がると思っていた私は株を売ることができませんでした。そしてここからは悲劇が待っています。

 

⑥社長が持ち株の一部を売却。含み益:75万円↘↘

なんと、社長が持っている株の一部を売却しました。市場も警戒して株価が下がりました。しかし、私は現状の業績がよく、今後も伸びていくと思ったので売却することができませんでした。

 

⑦コロナショックで株価急落。含み益:- 60万円↘↘

2020年3月、ついにコロナショックがやってきました。株価はあっという間に下がり、一時は約1100円になりました。しかし、コロナでみんなが家にいるならオンラインクレーンゲームの需要は増すはずだと思い、期待感もありました。株価が上がると信じて持ち続けました。

 

⑧コロナから株価が回復するも悪決算で株をすべて売却。損益0↗↘

2020年の4月中旬にコロナショックが落ち着いてきて株価が1700円程度まで回復しました。そして決算を迎えます。

 

コロナによるオンラインクレーンゲームの需要で好決算を期待しましたが、結果はあまりよくなかったです。競合企業の台頭が影響したのかもしれません。

 

この決算で見切りをつけ、持っていた1900株をすべて売却しました。決算直後であれば約1650円で売れたのですが、判断に迷っている間に株価は下がり、売却したときは約1400円になっていました。

 

一時は200万円あった利益はほとんど0となりました。。。

 

サイバーステップの現在

2021年5月7日現在の株価は732円まで下がっています。売却して正解でした。

競合企業の台頭や、「クレーンで景品が取れないように従業員が不正に操作していた」という情報が出回り、業績が悪化しているようです。

 

反省点

競合企業の分析ができていなかった

たとえオンラインクレーンゲーム事業が今後伸びるとしても、競合企業がシェアを取ってしまったのでは意味がありません。

2019年8月のサイバーステップ有価証券報告書には競合企業とのユーザー獲得競争が起こっていることが記載されていました。2020年4月の決算がよくなかったのも競合企業とのユーザー獲得競争の激化の影響が強かったのではないかと思います。

競合企業との差異について調べ、サイバーステップがシェアを大きく取り続けることができるのか分析するべきでした。

 

社長が株を売却した時点で少しは売却するべき

会社のことを一番よくわかっている人物が売却したということはその後の業績を疑ったほうがいいと思います。持っている株を少しは売るべきでした。

 

悪決算の後に売却するかどうか迷ってしまい、すぐに売れなった

すぐに売ることができていれば約50万円の利益が残っていました。

決算が出たらその日のうちに、次の日の取引をどうするか計画を立てるべきでした。

 

そもそも、素人が個別株に集中投資するのはあまりよくない

分析力が身についていない内はリスクが高い投資は避けたほうがいいです。以前書いた下記の記事を参考に投資信託を購入しつつ、どうしても個別株に投資したければ運用資産の一部のみに限定したほうがいいと思います。

 

investor-haku.hatenablog.com

 

以上で今回の記事は終わりです。皆さんのお役に立てば幸いです。