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株式会社ポケモンってどんな会社?

皆さん株式会社ポケモンってどんな会社かご存じでしょうか?名前は聞いたことがあるけど具体的なことはよくわからない、という方が多いと思います。

私は以前ポケモンのゲームを結構やりこんでおり、株式会社ポケモンが何をしている会社か気にはなっていたのですが、調べるには至っていませんでした。そこで今回、ブログを始めたのでいい機会と思い、調べて記事にしました。興味のある方はご覧いただければと思います。

株式会社ポケモンの成り立ち

ポケットモンスター 赤・緑」が発売された1996年2月の約2年後、株式会社ポケモンは1998年4月に「ポケモンセンター株式会社」として設立されます。その名の通り、ポケモンセンターを開設・運営するために作られたようです。

そして、1999年11月「ポケットモンスター 金・銀」が発売されます。皆さんご存じの通り、金銀はすごい人気でした。その結果、著作権を持っている任天堂ポケモンの商品企画の提案をたくさん受けるようになり、ライセンス管理業務がパンクしてしまったそうです。そこで、2000年10月に「ポケモンセンター株式会社」は「株式会社ポケモン」と社名変更して事業内容を拡大し、ライセンス管理業務を任天堂から引き継ぎました。

株式会社ポケモンのホームページをみると、社名変更後の取り組む領域は「ポケモンのブランドマネジメント全般」に拡大したと記載されています。ポケモンのブランド力を維持するために、現在も幅広い取り組みを行っているようです。
corporate.pokemon.co.jp

事業内容

株式会社ポケモンのホームページの事業紹介を見てみると、事業内容として

などがあります。
今回はビデオゲームの「ポケットモンスター」シリーズ、アプリの「Pokémon GO」について、詳しく調べてみました。

ビデオゲームポケットモンスター

「ポケットモンスター ソード・シールド」のホームページを見ると、
販売:任天堂株式会社
発売:株式会社ポケモン
制作:株式会社ゲームフリーク

と記載されています。ゲームの開発をするのがゲームフリーク、開発に監修して完成したソフトを任天堂に納品するのが株式会社ポケモン、ユーザーに販売するのが任天堂、ということだと思います。

ゲームで登場したポケモンはアニメなどの他コンテンツでも登場するため、品質が非常に重要です。ゲームの開発に監修し、ポケモンのブランド力を向上させるのが株式会社ポケモンの役割と考えていいでしょう。

ゲームの販売によるお金の流れは下図のようになると思います。

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ゲームの売り上げによるお金の流れ
アプリ「Pokémon GO」

アップルストア「Pokémon GO」のページを見ると、
販売元:Niantic, Inc.
と記載されています。先ほどのゲームでは販売元が任天堂でしたが、こちらは違うようですね。

Niantic, Inc.のホームページを見てみると、Niantic, Inc.はアメリカの企業でAR(拡張現実)のゲームを開発しているようです。

また、任天堂「Pokémon GO」に関するIRニュースによると、「Pokémon GO」はNiantic, Inc.が開発・配信しており、株式会社ポケモンは開発の監修をしていることが分かります。任天堂株式会社ポケモンの株式を約1/3持っているため、アプリの成功による利益は多少享受できますが、直接関わってはいないようです。

「Pokémon GO」のユーザーの課金によるお金の流れは下図のようになると思います。先ほどと違い、ユーザーはiOSであればAppleAndroidであればGoogleに支払いを行い、手数料を引かれた額がNiantic, Inc.に支払われます。

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アプリの課金によるお金の流れ

株式会社ポケモンの規模

株式会社ポケモンは非上場企業のため年間の売上高が非公開なので、利益額からどのくらいの規模の会社か見ていきます。
官報に記載されている株式会社ポケモンの決算公告(2020年6月発表)を見てみると年間の利益が153億6700万円だったことがわかります。

2020年度で同程度の利益を出している会社は
ワークマン:170億3900万円
東宝:146億8800万円
などがあげられます。

結構大きい企業ですね。

まとめ

株式会社ポケモンのホームページを見ると、株式会社ポケモンは「ポケモンのプロデュースをする会社」と記載されています。

アプリ等の直接的な開発を行うのではなく、世界中の人々がポケモンというコンテンツを楽しんでもらえるように企画し、他企業と連携して世に広めていくのが株式会社ポケモンの役割ということが分かりました。

私はポケモンのゲームを本格的にはやらなくなってしまいましたが、ポケモンは好きです。今後も多くの人がポケモンを楽しめるといいなーと思います。